センサー技術関連 幅広い分野に応用できる技術

実用新案登録済(実登3221156)

レーダーセンサーによる位置検出デモ動画: こちらをクリック


弊社が目指すもの

事故の「負担軽減」から事故の「予防」へ

従来の介護見守りシステムは、高齢者の異常発生を速やかに検知して通知することに注目が集まっていました。弊社が目指す見守りシステムは電波センサーによって計測データを収集・蓄積し、集まったデータを解析することで異常の発生を事前に検知することを目指します。

概要

24GHz電波センサを利用した見守りシステムです。ビデオカメラを使った見守りでは実現できない、電波センサならではの機能でお客様の健康と安全を守ります。
センサーによる見守りは、介護者の負担を軽減することができます。特に高齢者や障害者のケアでは、24時間体制での見守りが必要な場合があるため、センサーを活用することで介護者のサポートが可能となります。
センサーを利用すれば遠隔地から見守りや監視を行うことができます。高齢者が一人暮らしをしている場合でも、リアルタイムで状況を把握し、必要に応じて対応できます。 利用者の健康上の問題を早期に検知し、適切なケアや治療につなげることができます。
例えば、利用者の行動パターンのモニタリングを通じて、健康状態を把握することができます。

写真立て型センサーは、一般的な写真立ての外観を持ちながら、内部にセンサー技術を組み込んだデバイスです。
「ソリエボ」はレーダーセンサーを利用する、非接触タイプの見守りシステム。何かを身に着ける必要はありません。そして見守りカメラなどなくとも安心・確実な見守りを実現します。いつでも暗くても狭くても布団の中でも大丈夫。(※カメラはオプションで対応可能)
※レーダーセンサーは、電波を用いて物体や人物を検出・計測するセンサーです。

本製品は「平成28年度補正革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」及び「平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」に採択されています。
平成28年度補正革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金「電波センサを活用した呼吸計測が可能な介護見守りシステムの開発 」
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金「LPWA(Low Power Wide Area)対応の低コスト介護見守り機器制作ための計測機の導入」

特徴

  • フォトフレームとして 外観は一般的な写真立てと同様に、美しいデザインや素材を持っています。壁掛けタイプやテーブルに置くタイプなど、さまざまなスタイルがあります。
  • 非接触型センサー 24GHz電波センサー(CMOSセンサー)は人体にベルトなどで固定するタイプのセンサーとは違い、壁や棚の上に設置して計測を行うことができます。
  • 微細な動きの検知が可能 例えば就寝中などでも、呼吸による胸の上下(2~3mm)を検知することで、呼吸数や心拍数の参考値を検出して見守りや健康管理に生かします。
  • 異常検知 センサーにより、部屋の動きや活動パターンの変化を検知し、高齢者の生活サポートや防犯対策に応用されることもあります。
  • 位置検出で介護型見守り センサーを室内に設置することで、部屋内のどこに人が立っているか,人がセンサーから遠ざかるか近づくか、などを判定することができ、介護型の見守りにも対応します。
  • SNSサービスとの連携 システムが異常を検知した場合は電子メールやメッセージングサービス(LINE、WeChat)を利用して緊急通知を受け取ることができます。
  • 顔認識や動体検知 写真立てのフレームに内蔵されたカメラを使って(オプション)、顔認識や動体検知を行い、特定の人物の写真を自動的に表示したり、不審者の侵入を検知することも可能です。

従来製品に比べて優れている点

  • 対象者に専用の器具を装着する必要がない ベッドに設置された電波センサだけで全ての計測を行うことができます。呼吸計測のために特別な器具を対象者の体に装着させる必要はありません。
  • 消灯後でもモニタリングが可能 暗闇での見守りを行うために暗視機能が必要なビデオカメラでのモニタリングとは違い、電波センサは明かりのない暗闇でもモニタリングを行うことができるため、見守り対象者の睡眠を妨げることがありません。

利用シーン(介護支援)

  • 異常検知と通報 センサーを介護対象者のトイレや寝室に設置することで、異常な動作を検知し、自動的に介護スタッフや家族に通報することで、迅速な対応が可能となります。
    検知と通報 イメージ
  • バイタルサインモニタリング レーダーセンサーを対象者の寝室に設置することで、呼吸数などのバイタルサインを非接触でモニタリングします。寝たきりの方や高齢者の健康状態の変化をリアルタイムで把握します。 また、センサーをベッドの近くに設置することで、寝返りや呼吸のパターン、睡眠の質を監視します。睡眠の乱れを検知し、適切なサポートを提供することが可能です。
    寝室におけるモニタリング イメージ
  • 着床・離床モニタリング 着床・離床センサーは、高齢者や障害者の看護や介護の現場でよく利用されます。センサーによる着床・離床の自動検知により、介護者の負担を軽減し、効率的なケアが行われます。 従来の着床・離床センサーと異なり、センサーと利用者との物理的な接触が必要ありません。
    また、着床・離床センサーは、徘徊防止の観点からも重要な役割を果たします。特に認知症を持つ高齢者や身体に制限のある方などがベッドから起き上がったりベッドを離れたりすることで、転倒や事故のリスクが高まります。非接触着床・離床センサーを用いることで、徘徊防止に寄与する。
    利用者がベッドから起き上がったりベッドを離れたりする際に、リアルタイムでアラートを介護者や関係者に通知します。利用者の行動に気づくことができ、早期の対応が可能となる。
    着床・離床センサーのモニタリング イメージ
  • トイレでの異常検出 トイレの利用状況や利用中の異常(異常姿勢・滞在時間)を検知することができます。
    トイレでの異常検出 イメージ
  • 活動レベルの集計 リビングなどで人の活動が多い方向に向けて設置することで在室・不在の検知や活動レベル(移動距離)の検出ができます。
    活動レベルの集計 イメージ
  • 行動モニタリング レーダーセンサーを介護対象者の居室やリビングに設置し、日常生活の行動パターンをモニタリングします。例えば、ベッドからの起床時間や活動時間帯などのデータを収集し、生活リズムの変化を把握します。 また、人の動きをリアルタイムで検知し、身体活動の状況を把握します。高齢者の運動量や活動性をモニタリングし、適切な運動プランの提供に利用されます。
    行動モニタリング イメージ
    介護施設などの個室におけるモニタリング イメージ
  • 領域制限・行動検知 利用者の活動レベルを検知し、警告を発することができます。
    領域制限・行動検知 イメージ
  • 活動検知 レーダーセンサーを認知症の方の居室に設置して、異常行動や徘徊の検知を行います。認知症の方の安全を確保するために、行動パターンの変化を監視します。 また、利用者が近づく危険な領域や障害物を検知し、警告することができます。例えば、利用者が階段に近づくと、センサーがそれを検知して警告を発することができます。
    活動検出イメージ
  • 生活パターンの記録 利用者の生活パターンを記録し、ケアプラン作成の参考にできます。

利用シーン(商業施設)

    商業施設においても、レーダーセンサーはさまざまな利用シーンがあります。

  • 人流解析 レーダーセンサーを入口、トイレやエスカレーター付近に設置して、人の流れや滞留時間を解析します。これにより、客の動線を把握し、効率的なレイアウトやディスプレイ配置を行い、店内の購買体験を向上させます。
    動線測定 イメージ
  • 人数制御と混雑度測定 レーダーセンサーを入口や店内に設置して、店舗内の人数をリアルタイムで計測します。人数が一定の規定値を超えた場合には入場制限を行い、混雑を回避します。
    トイレが複数箇所ある店舗にセンサを設置すれば、どのトイレが混雑しているかを検知することができます。空いているトイレにお客様を案内すればトイレの待ち時間を減らすことができます。
    混雑度測定 イメージ
  • 行動分析と広告効果測定 レーダーセンサーをディスプレイや商品陳列棚に設置して、顧客の行動を分析します。商品に興味を示した顧客に対して、ターゲティングされた広告を表示し、購買意欲を高める施策を展開します。
  • 駐車場管理 商業施設の駐車場にレーダーセンサーを設置して、駐車スペースの利用状況や空き状況をリアルタイムで監視します。駐車場の混雑具合を表示し、スムーズな駐車案内を提供します。
    駐車場管理 イメージ
  • セキュリティ対策 商業施設内のセキュリティ対策にレーダーセンサーが活用されます。不審者の動きや異常な行動を検知し、セキュリティシステムと連動して迅速な対応を行います。
    セキュリティ対策 イメージ

    レーダーセンサーは隠蔽性が高く、目視で容易に検知されないようにすることが可能です。壁の後ろや天井の中など、目に見えない位置に設置することができます。
    ユーザーにとって使いやすく、かつ周囲の環境に調和した設計を行うことができます。

    セキュリティ対策 イメージ(隠蔽性)

利用シーン(ペットの見守り)

    レーダーセンサーを利用してペットの呼吸数を見えるようにすることは可能です。レーダーセンサーは非接触で動きを検知できるため、ペットがの呼吸の動きをモニタリングできます。
    レーダーセンサーはペットの呼吸の動きを検知し、そのデータをリアルタイムで記録します。呼吸の深さや頻度を測定し、ペットの健康状態を把握します。
    得られたデータを専用のモニタリングシステムやアプリケーションに送信し、可視化します。
    飼い主はペットの呼吸数やパターンをリアルタイムで確認できます。また、 センサーは異常な呼吸パターンを検知すると、自動的に飼い主に通知を送ります。異常がある場合には早急に対応できるように設定します。
    ペット見守り イメージ

実証試験

    現在、本システムは国内外2箇所で実証実験を行っています。

    国内(神奈川県独居高齢者Aさん宅)

    リビングルームにレーダーを設置し、生活の見守りを行っています。Aさんは一人暮らしをしており、家族やヘルパーの訪問があるのは水曜日と金曜日の週二回のみです。本システムは異常を検知した場合、登録済みのLINEやメールアドレスに対して通知を行うことができるため、訪問がない日でも離れた場所から安心して見守りを行うことができます。また、本システムの学習機能が計測記録から毎朝7時に起床してリビングに移動し、夜21時頃に自室に戻って就寝する、Aさんの生活パターンを把握します。仮に容態が急変して7時をすぎてもリビングに人の動きがなかったり、21時を過ぎてもリビングに滞在している、といった普段とは違う行動を検知して通知することができます。

    海外(中国香港高齢者夫妻Bさん宅)

    リビングとトイレにレーダーを設置して見守りを行っています。トイレの利用状況の見守りではAIが過去のデータから利用時間に不審な点(長過ぎる滞在、長期間の未使用)を発見するとすぐにLINEやメールで異常を通知します。リビングの見守りでは、普段の夫婦二人分の活動量を記録することで、一方が自室で倒れてしまった場合などに、活動量の低下から異常発生を検知することができます。

ソリエボ商品データ

    ソリエボの商品概要表
    商品タイプ カバータイプ・フォトフレームタイプ
    カバータイプ 外径 110 mm 高さ 30 mm
    フォトフレームタイプ 実用新案登録済(実登3221156)
    フレームサイズ 227 mm× 150 mm× 16 mm
    装置部分 82 mm× 82 mm× 29 mm

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